事業承継でストレスを感じている方へ。
家族経営の中で、
「なぜこんなにしんどいのか」と感じることはないでしょうか。
はじめまして。
私は家族経営のプラスチック製品販売会社の事業継承者です。
中途入社ですが親の経営する会社に入れてもらい、20年超が経ち今に至ります。
元々内向的な性格であることから、
色々なことを内省してきましたが、
“事業継承者”であることを加味して
人並み以上に悩んできた自負があります。
正直に言うと、
私はこれまで「メンタル面の悩み」を、
誰かに回答をもらって乗り越えてきたわけではありません。
家族経営の事業を継承する立場にいて、
対人間に関する会社内外の悩みはもとより、
それ以外の不安や迷い、判断の重さについては、
自分の中で整理するしかない状況が続いていました。
【家族経営の事業承継で相談できない理由】
家族経営の事業承継では、
仕事と家族関係が重なっているため、
悩みを切り分けて相談しにくい場面が少なくありません。
社内の問題を外部へ話しづらく、
逆に内部では感情や立場への配慮が必要になることもあります。
その結果、一人で考え続ける状態になりやすいと感じています。
孤独だったと思います。
ただ当時は、その孤独をどうにか埋めるために、
特段何かをしたりはしませんでした。
やっていたことと言えば、
「なぜ、現状はこんなにしんどいのか」
「今、何が自分の負担になっているのか」
を、一つずつ内省して言葉にしていくことでした。
【事業承継でストレスを一人で抱えてしまう原因】
事業承継では、
「自分が踏ん張らなければ」という意識が強くなりやすく、
気づかないうちにストレスを抱え込みやすくなります。
特に家族経営では、
周囲へ弱音を見せにくい空気もあり、
判断や不安を内側だけで処理し続ける状態になりやすいと感じています。
ただ、しいて言えば
誰にも預けられない立場だからこそ、
自分が崩れないための“支え”
を意識的につくってきました。
その為に栄養のことを学び、
体を動かす意味を勉強してきました。
そのことで
ストレスを消すのではなく、
「可能な限り明瞭に判断できる状態を保つ」
ことを大切にしてきました。
このブログは、
すべての悩みを解決した人の話ではありません。
私は今も迷いはありますし、
答えが出ない問題も残っています。
それでも、
私と同じように「相談できない立場で、一人で踏ん張っている人」
にとって、
考えを整理するための視点や、
そんな人たちを支えるためのヒントにはなれる、
そう思って、
これまでの経験や内省を、
ここに書き残すことにしました。
事業承継でストレスを一人で抱えてしまう原因
家族経営の事業を継承するという立場は、
一般的な会社員とも、創業者とも、少し違います。
会社の中では「家族」であり、
会社の外では「経営側の人間」として見られる。
その切り替えを意識的に行える場面もあれば、
そうでない場面も多くありました。
特に難しかったのは、
立場ゆえに弱さを見せづらいことです。
家族には心配をかけたくない。
取引先には不安定だと思われたくない。
結果として、
「自分の中で処理するしかないテーマ」が
少しずつ増えていきました。
外(取引先)と内(家族)で違う緊張感
取引先との関係では、
判断のスピードや一貫性が求められます。
一方で、家族との関係では、
合理性だけでは割り切れない感情が絡む。
どちらも大切にしたいと思うほど、
板挟みの感覚は強くなっていきました。
この状態が続くと、
「何が正解なのか」よりも先に、
「どこまで自分が持つのか」を
考えるようになります。
それは、気合や根性の問題ではなく、
持続可能かどうかの問題でした。
自分を支えるために、意識してきたこと
誰かに明確な答えをもらえない以上、
自分が判断できる状態を保つ必要がありました。
そのために私が意識してきたのは、
メンタルを“強くする”ことではなく、
“崩れにくくすること“でした。
具体的には、
・思考が極端になっていないかを振り返ること
・体調や疲労が判断に影響していないかを見ること
・栄養や運動
といった、日常のコンディションを軽視しないこと
こうした要素を、
解消するための「対策」ではなく
“支え”として積み重ねてきた感覚です。
これらがあるから問題が消えた、
ということは正直ありません。
ただ、「考え続けられる状態」を保つ助けにはなりました。
このブログで書いていくこと
このブログでは、
・家族経営・事業継承という立場で感じたこと
・相談しづらい状況の中での内省の過程
・判断が重くなるときに、何が負担になっていたのか
・自分を壊さずに続けるための支え方
こうしたことを、
できるだけ整理して書いていきます。
成功談や、誰にでも当てはまる正解を示すつもりはありません。
ただ、
同じように一人で考え、
踏ん張っている人が、
「自分だけじゃない」と感じられる材料には
なれるかもしれない。
そのくらいの距離感で、
この場所を続けていきたいと思っています。
次の記事について
次の記事では、
事業継承という立場で感じやすいストレスが、
「能力」や「性格」ではなく、
構造や役割から生まれることについて、
もう少し具体的に整理してみます。
▶ 継承者のストレスは、個人の問題ではなかった話(※次記事)
ここまで読んでいただきありがとうございます。
事業承継のストレスは、
能力や性格の問題ではなく、
構造によって生まれるものです。
もし今しんどさを感じているのであれば、
それはあなたの問題ではなく、
環境によるものかもしれません。
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